気がはやるあまり食材リストまで飛ばし読み?ドキッ。

昨日の投稿でレクチンフリーな食材たちを紹介したのですが、
そのページ(日本語版の238頁)で著者のガンドリー博士が

「プラントパラドックスプログラムに気がはやるあまり、パートⅠを読まずにここまで飛ばしてきた読者のために言うなら、このリストはどうしてそんな『クレージー』なことを勧めるのかの要約のようなものだ。プログラムの結果を実感していくうちに、前パートも読んでくれることを願ってやまない。どうしてこのプログラムが効くのか、なぜそれが生涯の食生活のアプローチなのか、つかの間は効果があっても結局は元の木阿弥になるダイエット法の1つではないのかがわかるはずだ」

と書かれていることに気が付き:

「おっと・・・私がこのブログを読んで下さった方にそのように仕向けてしまっているかも・・・イケナイ、イケナイ」ということで

私が昨年末から読み始めて、半年間実践してきたこの本にどんなことが書いてあったのかご紹介しておきますね。

当時、自分が概要を把握するために原著(英語版)の目次と文中の見出しを和訳したものを掲載します。
(日本語版のとは異なるかも知れませんが予めご了承下さいませ)

THE PLANT PARADOX(ザ・プラント・パラドックス:植物の逆説)

健康食に潜んでいる危険が病気と肥満を引き起こしている

スティーブン・ガンドリー医学博士

イントロダクション「あなたの誤りではない」

パート1 食事のジレンマ

第一章 植物と動物の戦争

全ては生存競争
植物は操作の達人
(タイミングが全て…だが見かけに騙されやすい)
生物戦争
植物は考える?
食べることができる敵
あなたは実に自分が食べたもので出来ている
力のバランス
レクチン攻撃戦略その1:腸壁を突き抜ける
レクチン攻撃戦略その2:分子模倣で免疫システムを混乱させる
レクチン攻撃戦略その3:細胞を砕く
植物ベースの食事(菜食)

第二章 逃走中のレクチン

2種類のレクチン
変化その1: 農業革命
変化その2: 牛の突然変異
変化その3: 新世界からやって来た植物
変化その4: 現代の革新
なぜ今?
健康食とは?
グルテン過敏度を見極める
穀類と体重増加
小麦の中の最も危険だが避けられるレクチン?それはグルテンではない
ホールフード(全粒穀物)のホールストーリー(全体的な話)
(小麦とグルコサミン両方を避けよ
天然レクチンと操作されたレクチン
(ホルミシスとレクチンの逆説-)
グルテンの動乱
患者のパターン
レクチンの発見
パターン照合
パトロール中の免疫系スキャナー
パターンを検索
致命的な冤罪
危険な詐欺師たち
問題を引き起こしているパターン <関節痛、胃酸の逆流または胸焼け、ニキビ、シミ・シワ、アレルギー、脱毛、貧血、関節炎、喘息、自己免疫疾患、自己免疫性甲状腺疾患、関節リウマチ、タイプ1糖尿病、多発性硬化症、潰瘍性大腸炎・クローン病(狼瘡を含む)、骨量減少(骨減少症と骨粗鬆症を含む)、ブレインフォグ(思考に霧がかかった状態)、ガン、口内炎、慢性疲労症候群、慢性痛症候群、大腸ポリープ、こむら返り・うずき・しびれ、歯や歯茎の健康減退、認知症、うつ、糖尿病・前糖尿病・インスリン抵抗性、慢性疲労、消化不良による脂肪便、線維筋痛症、胃食道逆流症、下部食道粘膜異常、胃腸障害(ゲップ、胃痛、ガス、便秘、下痢)、 頭痛、心臓病・冠動脈疾患・血管障害、高血圧、不妊・生理不順・流産、イライラと行動変化、過敏性腸症候群、免疫グロブリンG、M、Aの低下、男性ホルモン低下、白血球数の低下、リンパ腫・白血病・多発性骨髄腫、男性型脱毛症、記憶喪失、片頭痛、吸収障害による栄養失調…例:鉄不足、パーキンソン病、末梢神経炎、多嚢胞性卵巣症候群、ヘルペス状皮膚炎・湿疹・乾癬を含む皮膚発疹、発育障害、説明のつかない目まい又は耳鳴り、白斑症、体重減少または肥満>

何が変化したのか

第三章 あなたの腸は攻撃されている

あなたとあなたの微生物:永遠の親友
胃腸区域はハードワーク
(奇妙だが真実:ママからの贈り物 )
腸壁はどう働くべきか
腸壁が通すべきもの/通すべきではないもの
腸壁を侵害する
手がかりが現れた
犬たちを外に出したのは誰だ?
自己免疫疾患の本当の原因
象徴的な関係
(脳と腸の伝達ルート )
パワーバランスの変容
腸を攻撃する悪者をやっつける

第四章 敵を知れ:7つの致命的な攪乱化学物質

長生きだが、不健康
目に見えないが、潜行性の打撃
攪乱化学物質 1: 広域の抗生物質
攪乱化学物質 2: 非ステロイド性抗炎症薬
攪乱化学物質 3: 胃酸遮断抗体
攪乱化学物質 4: 人工甘味料
攪乱化学物質 5: 内分泌攪乱物質
問題のある防腐剤
ビタミンDの枯渇
脂肪格納ホルモン
フタル酸エステルを恐れよ
商品の中に「ヒ素」が…冗談じゃない
パンを避けるもう一つの理由
恐るべき結果
攪乱化学物質 6: 遺伝子組み換え食品と除草剤の概要
暗号化されたメッセージ
– All vegetarian feed(すべて野菜の飼料)→
– Free-range(放し飼い)→
– Gluten-free(グルテンフリー)→
– All natural(すべて天然)→
– No cholesterol(コレステロール含まない)→
– No trans fats(トランス脂肪を含まない)→
– Partially hydrogenated(部分的に水素化された)→
– No artificial ingredients(人工的な原料を含まない)→
– Heart healthy(心臓によい)→
– All organic ingredients(すべて有機の原料)→

攪乱化学物質 7: ブルーライトに常時さらされていること

第五章 いかに現代的な食事があなたを太らせる(そして病気にする)か

健康的な体重とは
体重戦争 そしてさらに
ダイエット「失敗」と運動に潜む難問
研究とはいったいどういうものか
選択のための本当の理由
太るための最善の方法
(信じがたいが真実:ウンチのパワー )
レクチンが肥満とIII健康につながる
戦争の準備をする
脂肪の格納庫
豊富な「成功」ダイエット
ほとんどの低炭水化物ダイエットの問題
炭水化物を制限する別のアプローチ
脂肪を保持して全粒穀物を押し出す
ゾウたちと共有しているもの
アンチエイジングのアプローチ
持ちこたえるパレオダイエット
何が炭水化物で何が炭水化物ではない?
その他の長生きした痩せた人たち
肥満児に関してはピザとチキンを非難しろ

パート2:プラント・パラドックス・プログラムの紹介

第六章 あなたの習慣を改造しよう

ルールに従う

ルールその1: 食べ始める物より、食べないようにする物のほうが数倍あなたの健康にインパクトを与える。
ルールその2: 腸内細菌の世話とエサやりに注意を払えば、彼らはあなたを世話して食べさせてくれる。結局あなたは腸内細菌の家なのだ。
ルールその3: 果物はキャンディーと同じかも知れない。
ルールその4: あなたは自分が食べた物でできている。

その部屋にいないゾウ
トウモロコシをむさぼる
二人組制
プラント・パラドックス・プログラムの概要
ベジタリアンとヴィーガンへのうれしい便り
(おばあちゃんの圧力釜ではない )
(タンパク質の適量はどれぐらい?)
言い訳はやめて、インスパイアされよう

言い訳その1: 自分はすでに痩せて引き締まっていて活動的だ
言い訳その2: プログラムを実行するには新陳代謝と栄養学に関して理解が必要ではないかと心配
言い訳その3: 自分(または伴侶)は食事やその他の習慣を大きく変えるには年をとり過ぎている

第七章 フェーズ1:キックスタート3日間のクレンジング

フェーズ1の戦略

構成アイテム1: メニューからオン/オフ
最善のものだけを
構成アイテム2: 「土壌」を準備して「雑草」を取り除く
構成アイテム3: サプリメントの手伝い
報酬を獲得しよう
成功へのアドバイス

第八章 フェーズ2:修繕して元に戻す-

食べても大丈夫な食品一覧
避けるべき食品一覧
ダメというのはダメという意味
何が正しいか
レクチンの王様
乳製品のジレンマ
新世界のレクチン
(最も有名なナッツはナッツではない)
(イライラさせるカシューナッツ )
アメリカの悪い奴ら
ベラドンナとの取引
カボチャ類について
あなたは彼らが食べたものでできている
良い脂肪・悪い脂肪

プログラム: フェース2
穴をふさぎ続ける
腸内の仲間たちに食事を与え続ける
(十字架にかけられたもののパラドックス)
(あなたの腸内の仲間たちは砂糖を食べるようになる)
腸内の悪者たちに別れを告げる
重要なサプリメント(追加)
すべてをひとつにする
夕食型から抜け出す

第九章:フェーズ3 報酬を受け取る

患者たちは報われる

プログラム:フェーズ3
水に慣れるように試す
アメリカに限って
無理な要求…とんでもない!
(大丈夫な領域はどこ?)
地中海料理を見てみる
タンパク質の関係
(100才まで生きたいですか?)
どれぐらい長生きできますか?
(断食とケトン体 )
動物性蛋白質制限に代わるもの
もうひとつの代替
第3の選択肢
集中治療室的なアプローチ

第十章 ケトン・プラント・パラドックス集中治療プログラム

全能のミトコンドリア
ミトコンドリア的なミックス
ケトン体のとんち問答
脂肪を食べることが脂肪の格納庫の鍵を開ける
ガンとの関連…そしてさらに
糖尿病と腎機能不全は治るもの
腎臓を節約してください
ケトン・プラント・パラドックス集中治療プログラムの実践

ケトン・プラント・パラドックス集中治療プログラム<食べても大丈夫な食品一覧>
ケトン・プラント・パラドックス集中治療プログラム<避けるべき食品一覧>

あなたが食べるもの
さらなる詳細
脂肪燃焼を勢いづける
一生続けられる食事法

第十一章 プラント・パラドックスお勧めのサプリメント

ビタミンD3 – 275
ビタミンB群、特にメチル葉酸とメチルコバラミン
G6
ポリフェノール
緑色の植物のファイトケミカル
プレバイオティクス
レクチン防御するもの
砂糖から防御
長鎖オメガ3
その他のサプリメント
ケト・プラント・パラドックス集中治療用の、追加のサプリメント
サプリメントの意味

パート3:食事プランとレシピ

サンプル食事プラン
フェーズ1サンプル食事プラン:3日間のクレンジング・キックスタート
フェーズ2サンプル食事プラン:2週間の修復と回復
フェーズ3サンプル食事プラン:5日間の変更したヴィーガン断食:報酬を獲得する
ケト・プラント・パラドックス集中治療のサンプル食事プラン
プラント・パラドックス・プログラム・レシピ

以上、改めて上記は当時(2017年末)自分が原著(英語版)の概要を把握するためにの目次と文中の見出しを和訳したものですので、日本語版とは異なるかも知れませんが予めご了承下さい。

「食のパラドックス」は、医学的・科学的なことを物語調で説明してくれているので分かり易く、読み物としても面白いです!日本語版もガンドリー博士の軽快な口調、文章を再現されていて読みやすいですし、その分野に詳しいドクターが翻訳を担当して下さったのでとても安心です。

Comments

comments