前回(7/18)の記事「真の健康食・レクチンフリー食品はどこで買える?…検証済&検証中のもの」の冒頭で
私は10年半、乳製品を食べないでいた(10歳の娘は7年半、遅延型フードアレルギーで乳製品を除去していた)と書きましたが
そのきっかけは出産でした。
妊娠中に母乳育児について色々調べていて、
乳製品を食べると乳腺が詰まりやすくなるということと
母乳育児には玄米がいいらしいということでマクロビ食に興味を持ち
出産予定日の3日前から乳製品を食べるのをやめて(入院中の食事も乳製品を避け)退院してから玄米食を開始したのでした。
(産後11ヶ月で関節リウマチを発症したので、今思い返せば大盛りの玄米を1日3回食べていたのが、レクチンが小腸を傷つけリーキーガット症候群→関節の炎症を引き起こしたと感じています。その後も、一旦やめていたのに「玄米=健康食」という概念が抜けなかったので9年間のうち何度か玄米食に戻そうとしたのですが、玄米を食べた3~4時間に体中の関節がチクチク痛み始めるという現象を経験していました)
乳製品を除去していた10年半
乳製品を食べるのをやめて最初に気づいた変化は、出産から2週間後。
それまで15年ぐらい背中にいっぱいあった吹き出物がすっかり消えたのです!
「あの吹き出物は乳製品だったのか・・・」と気づいても
たまーに、大好物だった苺のショートケーキを食べたり
クリーム系のパスタを食べたりすると、顔にニキビ(年齢的に吹き出物、ですね^^)が出来るので、分かりやすい。
あとは、娘のオムツかぶれが出るタイミングも
私の吹き出物が出るタイミングと、ほぼ一緒ということに気づき、
また、私に吹き出物は出なくても、娘のオムツかぶれが出るのは
チョコレート(普通のミルクチョコ)を食べた翌日だったり。
ピザなどでチーズを多く食べると頭痛がしたり、しばらく頭がぼんやりするということが経験的に分かって来たり。
そしてリウマチ発症から2年後には砂糖にお別れをして(砂糖を食べると炎症を起こす関連性に気づいたので。当時のブログ記事)
3年後ぐらいに卵にもお別れをして(やはり炎症と関係していると気づき。当時のブログ記事)
その時に「遅延型フードアレルギー」という存在を知り、初めて血液検査をして。当時のブログ記事)
そうやって遅延型アレルギーを起こす食品も避けていったので
私の体は、関節炎以外の不快な症状はが無い状態になったのでした。
基本的に:
◎肌のトラブル無し。
◎鼻水・痰・咳が出ない。(いわゆる風邪の症状が出ない)
◎頭痛なども全く無い。
◎疲れやだるさをが無く、元気いっぱい。
◎お通じも快適。
etc.
なので、うっかり(とか「まぁ今日だけ特別いいか」など)
何か自分に問題を起こす食品を食べると、私の場合
食べた3~4時間後に関節の痛みが増したり炎症を起こす以外に
「肌のトラブル」「鼻水」「痰」「咳」「頭痛」「だるさ」「眠気」「便秘」などで
すぐに分かる体になってしまったのです。
ちなみに最初の遅延型アレルギー検査から4年後、
今から3年前の私の検査結果は:
乳製品OK
卵もOK
一番のアレルギーは「さとうきび」そして製パン用・醸造用イースト。
この検査が、糖類では「さとうきび」しか無いだけなので
他の糖類(メイプルシロップ、アガヴェシロップ、オリゴ糖など)も検査対象だったらアレルギー反応高いかも知れません。
「製パン用イースト」「醸造用イースト」に反応してしまうので、パンやお酒はもちろんのこと
ドクターからは「発酵食品」全般を避けておくようにと言われていて
過去7年間の経験を総合すると、私の場合「発酵食品でも加熱して、甘くなければ大丈夫」という実績が。
おっと・・・糖と発酵食品の話しは複雑になってくるので、後日また特集を組もうかと思います!
この頃の私の疑問は、乳製品も卵も遅延型フードアレルギー検査では問題が無くなったのに、たま~~に食べるとそれぞれ不快症状が出るということでした。
それで「食のパラドックス」に出会って「レクチン」の存在を知った時に、なるほど、私はレクチン物質に反応していたのかも知れない、と思いました。それでも10年半避けていた乳製品を試すまでは少し時間と勇気を要したのですが・・・いや、勇気は充分あるので、体の準備というところでしょうか^^。
体で実験するには、対象の食品を1種類に絞る必要があるのです。
レクチンフリー乳製品=カゼインA2ミルクを出す動物たち
「食のパラドックス」P.47とP.247に記載されているように
・約2千年前に北欧で乳牛が突然変異を起こし、乳の中に従来の「カゼインA2」ではなく、レクチン物質の「カゼインA1」を含むようになった(代表的なのが「ホルスタイン」)。
・乳糖不耐症や牛乳を飲むと痰や鼻水が出るなら、実際にはレクチン様のカゼインA1に反応している。
・従来のカゼインA2の乳を出す動物はヤギとヒツジ。牛ではブラウンスイス、ベルギーブルーなど。
それで、私の職場から歩いて2分の「原宿幼稚園前」交差点にできた「ビオセボン(Bio c’Bon)」というオーガニックスーパー(外苑西通り店)で
(「麻布十番店」「中目黒店」「新百合ヶ丘店」もhttps://www.bio-c-bon.jp/emplacement/)
下記の2点を見つけたので早速、購入してきました☆(でも輸入物は高い!!)
ヤギのヨーグルト 150g 600円(ギリシャ産)
羊のチーズ 80g 800円(イタリア産)
1回に1種類ずつ、2日に渡って食べてみて、不快症状(「肌のトラブル」「鼻水」「痰」「咳」「頭痛」「だるさ」「眠気」「便秘」)ゼロ。
7年半、遅延型フードアレルギーで乳製品を除去していた10歳の娘も、不快症状なし。
娘の乳アレルギーは半年前でもこんなに高いのに、です。
でも、上記の検査対象は「牛乳」なので、ヤギ、羊の乳も検査したら大丈夫なのかも知れません。
そして次に「ブラウンスイス牛乳」をお店で娘が見つけて飲みたがったので2本、買いました!
ブラウンスイス牛乳 500ml 199円(国産)
3日に渡って二人で飲んでみました。
・・・どうやら大丈夫。
でも娘の鼻の粘膜が弱くなった感じがあったので、娘も続けて飲むのはやめていました。
熱中症の危険が騒がれた時期でもあったので、暑さの影響かも知れないのですが、
「大丈夫」感は、ヤギ・羊のほうが高かったです。
そして「ビオセボン(Bio c’Bon)」で今度は
バッファローのモッツアレラチーズを見つけたので(水牛=バッファローという意識が無かった…)
すごく高かったけれど「検証したい」気持ちが強くて、思わず買っちゃいました!
バッファロー(水牛)のモッツアレラチーズ 125g 1,200円(アメリカ産)
とってもミルキィで、すっごく美味しかった~~~~~~♪♪♪♪♪♪
薄味だったからか、娘は一口だけで「要らない」と言ってましたが
遅延型フードアレルギー検査、120項目のほうではなく210項目のほうだと、検査料は高いのですがバッファロー乳、ヤギ乳、羊乳 も検査対象に入っていることが分かったので
娘の次の検査は(区立の学校給食で乳・卵を除去してもらっている都合で年に1回受けなくてはなので)奮発して210項目のほうの検査にしようと思います。
この検査で、カゼインA1の乳とカゼインA2の乳を分けて検査してくれたら良いのだけれど・・・
でも、もしバッファロー乳、ヤギ乳、羊乳が大丈夫だとしたら
「カゼインA2」の牛乳もOKとみなしても良いのかも知れません。
ちなみに、完全にレクチンフリーな乳製品、私のお気に入りの(食のパラドックスでも推奨の)
Pure Indian Foods 100% Organic Ghee Clarified
オーガニック 有機ギー 精製バター 425g
https://amzn.to/2us8Dtr
私のほうで(辻安全食品さん経由で)国内の食品アレルギー検査に出したところ、カゼイン不検出(5ppm未満)
つまりアレルゲンフリーと証明されました!
パチパチパチパチ~♪♪♪
私、海外の検査機関にも働きかけて、もっと細かい検査項目を入れてもらうようにして
今現在ざっくり 乳・卵・大豆 アレルギーな子供たちや大人たちが
レクチンフリーな乳・卵・大豆だったら食べられるような環境を整備したいです☆☆☆
卵・鶏肉は、まだ穀物・豆類などの飼料を与えずに、完全放し飼いにしている農家さんを見つけられていないので、今後の課題です。どこかご存知の方、いらっしゃったら教えて下さい♪
日本でカゼインA2ミルクを出す動物たち・飼育環境・飼料
どうやらカゼインA2の乳製品は大丈夫らしいと分かりましたが、
輸入物はやはり高い!ということで、
国内で、ヤギ、ヒツジ、ブラウンスイス牛、ガンジー牛を
放牧して乳製品を製造販売している牧場を探して7か所に行き着き、問い合わせました!
(詳しい担当者に確認してから、とかだったり、牧場でお仕事されている方々なので時間がかかりました)
皆さん「カゼインA2・・・???」 ということでご存知なく
唯一「A2ミルク」について認識されていた牧場は、ブラウンスイス牛なのだけれど日本で交配していて「純血」ではない。(カゼインA1も混じっている可能性が高い)
これから純血のブラウンスイスを育てて行こうという気の長いお話しでした。
私が「ビオセボン(Bio c’Bon)」で購入した「ブラウンスイス牛乳」の牧場は
パッケージに「遺伝子組み換え飼料不使用」と書いてあるので
<遺伝子組み換え>は使っていないのだけれど
農薬が不使用かどうかは分からない「不分別」という輸入飼料を与えているとのことでした。
ヤギのヨーグルトで「日本一美味しいヨーグルト」と受賞されている農場の方は
穀物・豆類の飼料は輸入飼料で、農薬が使用されているか遺伝子組み換えかどうかは分からない。
牧草も「農薬無しの牧草なんて無い」と言い切っていました(汗)
そして・・・島根県の奥出雲で放牧酪農を目指している牧場の方から
「渡邊さんが探しているような牧場はこちらではないか」と教えて頂いた
広島県にある「三良坂フロマージュ」という牧場さんが
純血のブラウンスイス牛と、ヤギを自然放牧していて
アメリカの農場で2年間NON-GMO(遺伝子組み換えでない)穀物の栽培にも携わっていた方で
飼料も、動物たちが自然な形で食べる物が当たり前だとお考えで
近い将来全て自給できるようにしたいと準備している
ということが7/29(日)の夜にわかり(オーナーの方とFBメッセージでやり取りさせて頂いて)
早速7/30(月)の午前中に、在庫がある商品を(電話で確認した上で)注文し、
7/31(火)現在、もうすぐ届くところ・・・
(でしたが、投稿し終わった直後に届いたので、試してみたものから「食レポ」書いていきますね♪
●ブラウンスイス牛100%ヨーグルト(450g)650円(無糖)
※ギリシャ産のヤギのヨーグルトが(150g)600円だったので嬉しい量と価格。
(食レポ)酸味が強くなくて、クリーミーだけどサッパリしていて美味しい!
※商品化したばかりだったそうで、まだHPにも掲載されていません☆
●フロマージュ・ド・みらさか(ブラウンスイス)
柏の葉で包んだ白い熟成チーズ。
(食レポ)柏の葉がとても良い香りを醸し出していて(初めて体験する香りでしたが☆)
カマンベールチーズがさらにクリーミィになったような美味しさ♪♪♪
●みらさか・ローズマリー(ブラウンスイス)
『みらさか』にローズマリーをまぶした風味豊かな白カビチーズ。
●フロマージュ・ド・みらさか・シェーブル(ヤギ)
柏の葉で包んだ山羊の白い熟成チーズ。
(食レポ)同じ柏の葉でも、ヤギのチーズが包んであるほうはフレッシュな草の香りが印象的。
チーズを口に近づけるとヤギの乳らしい香りがするけれど、口に入れると少しブルーチーズのような、でもブルーチーズ以上にコクがあって味わい深い☆☆☆
また食べたくなるような美味しさです。カタログをよく見たら「国際チーズコンテスト金賞受賞(2015)」ですって!
ふたつ上の、フロマージュ・ド・みらさか(ブラウンスイス)は「国際チーズコンテスト銀賞受賞(2013)」とありました☆ どおりで♪
●ヴァッシュフレ(ブラウンスイス)
搾りたてのミルクに乳酸菌と酵素を加えて発酵させ、型に入れてできるフレッシュチーズ。
●リコッタ Ricotta(ブラウンスイス/ヤギ)※今回はヤギを注文
乳清『ホエー』を再び加熱してできるフレッシュチーズ
●シェーブル・フレ(ヤギのフレッシュチーズ)
私の食レポ?!が揃うのを待たずに入手されたい方は
下記のページでご覧になってみて:
http://m-fromage.com/menu
注文は、お電話で商品の有無や、お届けスケジュールなどを問い合わせてから
メールに品名や住所など必要情報を記入して送り、またお電話で確認するのがお薦めです。
原材料の「生乳」「県北の搾りたて生乳」が、カゼインA1の牛乳なので注意。
「山地酪農ブラウンスイス乳」「山地酪農ヤギ乳」が、カゼインA2(レクチンフリー)乳製品です。
レクチンフリー体験パーティー! 2018/8/1 in お台場
明日8/1は私の誕生日なのですが(^^)、50冊以上のレシピ本を出されている料理家さんのお宅で、明日イタリアから来日されるワイナリーのオーナーさんと息子さん、先月から日本でレクチンフリー食を始めて下さった30代の男性モデルさんと20代の女性モデルさん、私の情報発信内容に興味を持って下さっている出版社の方々など11名で「レクチンフリー体験パーティー」が開催されることになりました☆
メニューは私のほうでリクエストさせて頂いて(味付けは料理家さんにお任せして♪)
用意した材料は下記のとおりです☆
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コールドスープ
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-有機レタス
-ヤギのヨーグルト 250ml X 4個
-ブラウンスイス牛乳(ノンホモ)500ml
-マカダミアナッツ(生)250g
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レクチン低減カプレーゼサラダ
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-バッファローのモッツアレラチーズ 125g X 3個
-有機イタリアンハーブ
-有機トマト
-有機バジル
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フィッシュ&ベジタブル重ねケーキ
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-天然マグロ
-有機ナガイモ
-有機オクラ
-有機納豆
-有機寒天パウダー
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牧草牛のステーキ&ローストビーフ
ギーでローストしたアスパラとテンペ添え
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-リブロール 250g X 4
-ローストビーフ 500g
http://www.mdfood.jp/fs/eshop/c/superfood
-有機ホワイトアスパラ
-自然栽培豆のレクチンフリー・テンペ
-有機ギー
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海老とブロッコリーのクリームチーズパスタ
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-ホワイトソルガム麺 X 4パック
-羊のチーズ 80g X 2
-ブラウンスイス牛乳(ノンホモ)500ml
-天然エビ(冷凍)
-有機ブロッコリー
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ココナッツアイス(2色)
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-ココナッツクリーム(Unsweetened)
-Swerve Sweetner
-バニラ etract
-有機アボカド
-有機カカオ100%チョコレート
材料はすべてこのページと前回の記事のところから入手しました☆
http://wellbeinglife.jp/2018/07/18/where-to-buy/
8月1日のレクチンフリー体験パーティは、この乳製品特集記事と重なって乳製品&牛肉のオンパレードになりましたが^^
そして、普段のレクチンフリーおうちごはんの参考になるCookpadが立ち上がりました!
小5の男の子と小2の女の子のママさんが、このブログの情報を元に家族でレクチンフリー食を始めて下さって、
昨日から投稿し始めて下さいました☆
https://cookpad.com/kitchen/25995190
今、見たら3つレシピが載ってました☆
◎レクチンフリーラーメン
◎レクチンフリー雑穀ご飯
◎えび☆アスパラ☆パスタ
今後、こんなレシピが予定されています♪
〇低糖質タイ風焼きそば
〇トルティーヤ&ディップ
〇蕎麦不使用かき揚げソバ
〇レクチンフリー雑穀パン
〇至福のコーヒーゼリー
〇ブルーベリー&ミルク寒天
毎日、子供たちにレクチンフリー食を作って下さっているので
レパートリーはどんどん増えていくと思います♪♪♪
お楽しみに!!!
https://cookpad.com/kitchen/25995190